睡眠外来では、不眠症や睡眠時無呼吸症候群で悩まされている患者の診療を行っています。特に食生活や生活習慣の乱れから、睡眠時無呼吸症候群にかかる人は多いです。睡眠時無呼吸症候群になると就寝中に空気の通り道が塞がり、呼吸が十分にとれなくなってしまいます。その結果、睡眠状態が悪くなり、体を十分に休めることができなくなるのです。睡眠外来では、このような睡眠障害を改善するために、検査・診療を行っています。
睡眠外来に勤務する看護師の主な仕事内容は、睡眠時無呼吸症候群に関する検査の補助を行うことです。その他にも、採血や注射、点滴などの看護業務、検査結果を患者にわかりやすく説明することも大切でしょう。また、基本的に睡眠時無呼吸症候群は肥満の人がなりやすい傾向にあります。したがって、検査結果を踏まえたうえで、患者の治療が順調に進むように食事や運動などの生活指導を行う役割も担います。睡眠障害を治療するにあたって、医師の力だけではなく患者自身の強い決意が欠かせません。そのため、看護師は患者を励ましたり、こまめに声掛けしたりすることが求められます。
看護師が睡眠外来で働く場合、特別な資格が必要になることはなく、他の診療科から異動することが可能です。仕事そのものは、基本的にそれほど命に関わるものではないので、精神的な負担を感じることなく働けるでしょう。出産や子育てなどでブランクのある看護師にとっても、比較的従事しやすい診療科です。睡眠外来に興味が湧いたら**睡眠外来看護師のお仕事紹介**にもアクセスしてみることをおすすめします。